生徒指導・健全育成
積極的な情報発信のススメ ~小さな負担が大きな負担を軽減する~ 「学校の経営資源はヒト、モノ、カネである。」と言われてきました。管理職にはそれらをどのように有効に管理運営するのかが問われてきました。最近の学校経営に関する資料では、その3つに…
世界の歴史に、悲しいページがまた新たに加わってしまいました。悲しく悔しく残念でなりません。私たちは歴史から沢山のことを学び、よりよく生きる叡智を身につけてきたはずです。そして、教育を通して子どもたちにも正しい判断ができる大人になるよう教え…
【ピンクシャツデー】 皆さんは「ピンクシャツデー」をご存知ですか? カナダから始まった「いじめ」に反対する運動です。日本での認知はまだまだこれからのようですが、少しずつ広がりを見せています。 日本ピンクシャツデー公式HPには次のような説明があ…
生き方を考える(人生の通過点③) ~進路指導・キャリア教育の大切さ~ 進路本番の時期を迎えました。先日、たまたま街中で出会った顔見知りの中学3年生から「今日は私立高校の発表に行ってきました。合格していました」と報告され、とても嬉しい気持ちにな…
子どもたちや保護者によくしてきた話です。 サッカー女子日本代表のなでしこジャパンが、2011年のワールドカップで金メダル(世界一)を獲得した時、取材に対して「ワールドカップの優勝は単に通過点(目標)で、真の目的は日本の女子サッカーをメジャーなス…
人生の通過点 進路指導が本格化するにあたり、生徒たちに将来の夢や希望について問うことを大切にしています。10代半ばの生徒たちにとって、自分の将来を考えることは容易(たやす)いことではないことは承知しています。例え考えることができたとしても、将来…
トラブルに強い学校になろう① 増え続ける厳しい保護者対応 学校は、子どもたちを教え育てる場所です。しかし、日々増え続ける仕事とともに、保護者への対応に追われることがとても多くなってきています。保護者との対応の中でも、厳しく(感情的に)様々な要…
人は二度生まれる ~未来を創る、こどもたち。未来を育てる、私たち~ いつまでも「子ども」だと思っていた生徒達が、いつのまにか大人びた面を見せるようになります。「自分のことを大人だと思いますか、子どもだと思いますか?」と聞かれたら、どのように…
◆ある出来事 県公立高校入試前々日の土曜日「子どもが受験票をなくした。どうしたらよいか」という保護者からの電話が学校に入りました。部活動指導に来ていて、たまたまこのような電話を受けたとき、皆さんならどのような対応をしますか? 「担任に連絡する…
「父ちゃんの愛情弁当」より *弁当持参が当たり前だった頃の大阪。毎日昼休みに息子のお弁当を届けにくる父子家庭のお父さんの話。短縮授業になったことを知らなかった父親が、職員室に怒鳴り込んでくる…。 《Cのお父さんは、毎日昼休みに、校門までCに弁当…
子どもの心に火をともす 『平凡な教師はただ話すだけ 良い教師は説明する 優れた教師はやって見せる 偉大な教師は子どもの心に火をともす』 ○イギリスの教育学者ウイリアム・アーサー・ワードの言葉です。「火」を「灯」とする訳もあります。「灯」とは「明…
子育てについて 一歳ほどになり、ようやく歩けるようになった子どもが転んだとき、あなたらならどうしますか? 抱きかかえて立たせる行為は、大人としての当然の優しさです。一方、自分で立ち上がるのを見守るという優しさもあります。転ぶ度に大人が立ち上…
今日的な生徒指導について(2) ○「生徒指導」と言うと、問題行動や不適切な言動をした児童生徒に対する指導と受け止められてきた傾向があります。このような何かが起きてから対応する生徒指導は「対処療法的な生徒指導」や「消極的な生徒指導」と言われま…
今日的な生徒指導について(1) ○どこの学校でも例外なく、日々発生する子ども同士の様々なトラブルや保護者からの多様な要望(苦情)に対する対応に、程度の差はあれ少なからず追われているのではないでしょうか。 ○例え子どもたち同士のトラブルだったと…
「学び続ける者のみ、教える資格がある」と言われます。教師になることは、ゴールではなくスタートです。管理職も一緒。管理職になることはゴールではありません。どちらも人を教え育てる者として、成長を求め歩み続けていくことが求められます。 【向上する…
教育とは「教えること」+「育てること」です。子どもの成長を考える時、「心を育てる」ことについても、着目していくことが必要です。 勉強やスポーツとともに、それを生かすことのできる心を身につけていくことで、未来を担う存在として逞しく育っていくの…
NHKの番組で、かつて子どもやる気に関する実験をしたことがあります。それは、子どもたちに絵を描かせるとき、次の3つのグループに分けて観察するというものです。 A:過程を褒める:絵を描くとき、良かった点や工夫した点をほめる。 B:ご褒美をあげ…
お掃除の天使たち~奇跡の7分間~ 修学旅行の時の往復で利用する新幹線。東海道新幹線以外にも、東北、上越、山陽など多くの新幹線があります。その高い高速性や安全性は、日本が世界に誇る技術となっています。 海外からも注目される人たち その新幹線を掃…
第二の誕生とは? 人は、二度生まれると言われます。一度目は、母親の胎内から誕生した時です。二度目の誕生は、精神的な自立です。いわゆる思春期といわれる時期にあたります。心身の急速な変化により、接する大人が戸惑うこともあります。時には、少しのこ…
◆子どもたちはアドバルーンを上げている 新しい学級がスタートすると、しばらくの間は静かな日々が続きます。子どもたちみんながよい子に見えます。比較的指示にも素直に聞き動きます。この子たちとなら、このクラスなら良い一年間になるという教員の期待も…
誰しも強みもあれば弱みもある 人間だれしも強みもあれば弱みもあります。それをお互いに認め合った上で、支え合うことの大切さは、どの学校でも、心ある教師なら子ども達に教えていることだと思います。それぞれの先生の強みを生かし、弱みを補い合う。そん…
(1)クラスが荒れる時 ~2・6・2の原則~ 児童・生徒の集団には、次のような3つの集団が存在すると言われています。 A:何も言わなくても正しい行動ができ、進んで集団に貢献できる約2割の児童・生徒B:A・Cの中間に位置する6割の児童・生徒(※状…
※指導は子どもを成長させるための行為、自己指導力を育てるのが生徒指導です ただでさえ多忙な教師の毎日~ストレスを感じる突然の対応 学校現場は多忙です。先生は授業以外にもやることが沢山あります。「気づけば朝から夕方まで、トイレに行っていなかった…
ある学校での話です。かつて生徒指導困難校だった当時、働く者つまり教師集団にとって最悪の状況だったそうです。日々発生する生徒指導の対応に追われ、毎日が苦痛に満ちたものだったと語ってくれた教員もいました。 授業中の校内徘徊はあたりまえ、目の前で…
たかが挨拶、されど挨拶 自分が若い時、「挨拶は大切なもの」とは認識しながらも、どこか軽く考えていました。今は、表題の通り考えています。多くの学校にお邪魔していると、子どもの挨拶の違いを強く感じます。活気のある学校は、子どもが立派で元気な挨拶…
生徒指導の難しさ ある中学校で、頭髪をツーブロックにしてきた生徒を校門で指導し、直してくるように下校させたそうです。そのことに怒った保護者からの厳しい要求が連日続いているそうです。「ツーブロックがだめだと、生徒手帳等どこにも書いていないのに…
「考え、議論する道徳」への質的転換に向けて ※道徳的価値に迫る読み物の活用や、道徳的価値に関する問題解決的な学習・体験的な学習など、多様な指導方法を取り入れた授業を各学校において展開する。 問題場面から考える ①道徳的価値のことは理解しているが…
道徳教育の抜本的な充実が求められている背景 ①深刻ないじめの本質的な問題に向き合う・制度の改革だけでなく、本質的な問題解決に向かうことが必要②決まった正解のない予測困難な時代を生きていく・グローバル化、情報化の急速な進展・科学技術の進化と新た…
この学校、このクラスでよかったと思えることの大切さ 自己有用感・自己肯定感を育てる指導を大切にしましょう ・自己有用感→反対に言えば「自己無用感」自分は必要とされていない。不要な存在なんだ。・自己肯定感→反対に言えば「自己否定感」自分は何もで…
ポジティブフォーカス 児童生徒をやる気にさせている先生に共通しているのは、「この子のここがおもしろい」「この子のこういうところを伸ばしてあげたい」という思いをもっていることです。いわゆるポジティブフォーカスを大切にしているということです。 …