次代を担うみなさんへ  

若手・中堅・管理職、これからの教育・学校を支えるみなさんに伝えたいこと。

校長の自戒(2)

④「人を残す」のが校長の一番の仕事
「名誉を残そうとするのは下。仕事を残そうとするのは中。人を残すのが上。」
 校長に着任すると、在任中に自分の力で成果(手柄)をあげたいという要求が起きてくる。これは自然なことであり学校を向上させていく力にもなる。大切なのは、それは誰のために(目的)、どのようにして(方策)、どのような道筋で進めていくか(実行・推進)です。
 冷静な判断を行っていくには、個人的な名誉や力を証明するための思いを排除する必要があります。自分のために結果を急いでしまうと、働く教職員の意欲が低下してしまう恐れがあります。例え結果を出すことができても、校長が替わるとその成果が一過性のものとして失われていくだけでなく、弊害が残る危険性もあります。
 「仕事」が残れば、その成果(方策や実行・推進経験)が学校に継続して残っていくことにつながります。さらに、仕事での経験を通じて「人」(教職員)が育てば、その成果はその学校に留まらず、多くの学校を向上させていく未来の力になっていきます。
 

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