次代を担うみなさんへ  

若手・中堅・管理職、これからの教育・学校を支えるみなさんに伝えたいこと。

トラブルに強い学校になろう②

トラブル対応は学校づくりの根幹 ~問われる学校の総合力~

 トラブルに強い学校とは、トラブルが起きたときの対応力(解決に向け組織的に取り組んでいく力など)が高いというだけではありません。日頃から教職員全体がトラブルに対してアンテナを高くもち、早期発見・早期対応により軽微なうちに適切に解決していこうとする危機管理意識及び能力の育成が不可欠になります。多くの場面で、情報の共有化の重視とチームで対応する経験を積んでいくことも大切な要素となります。

 さらに言えば、そもそもトラブル発生の可能性の少ない学校づくりを進めることができれば、働く教職員にとっても心身ともに健全な教育活動を進めていくことができるようになっていくものです。結果、子どもたちのよりより学びや健全育成を進めることができるようになり、保護者や地域からの信頼も高っていくことで、トラブルの発生頻度をさらに低減させていくことになるというプラスのスパイラルを生み出していくことになります。

 当然、毎年入学してくる子どもたちとその保護者があり、教職員にも人事異動による入れ替わりがあるので、このような学校づくりは一年間頑張れば安心というものではありません。数年間にわたって長く安定して向上していくような学校づくりを継続していく中で培われていくものだと考えるほう正しいと思います。                         

 多くの学校を見てきて感じるのは、トラブルに強いと思える学校に共通している点は、「守り」より「攻め」を旨としていること。過去にとらわれること管理することより、挑戦することや未来を志向しているということ。学校全体に勢いを感じるということなどがあげられます。そして、何よりも明るく元気、意欲的で温かみのある職場(教職員集団)となっているということです。

 

 

 

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