【本の紹介】授業の腕をあげる法則
『授業の腕をあげる法則』向山洋一著
教育界では、古典的名著と言っても過言でありません。初任者研修や若手教員の研修会などで紹介されることも多い。
「授業の力量をどう高めるか」などという論文の中には、たとえば次のようなことが書かれていたのです。
「愛情と熱意が大切です」
「教師の技術は苦労して盗むものです」
これは確かに大切なことです。自動車の運転技術を教える人は、「愛と情熱が大切です」とか「技術は盗むものです」とか言いはしません。・・・ところが、教師の世界には、それがないのです。みんな「無免許」で運転を始めるのです・・・。
この本では、冒頭「授業の原則」が紹介されています。是非、一読をお勧めします。
第一条=趣意説明の原則
第二条=一時一事の原則
第三条=簡明の原則
第四条=全員の原則
第五条=所時物の原則
第六条=細分化の原則
第七条=空白禁止の原則
第八条=確認の原則
第九条=個別評定の原則
第十条=激励の原則
他にも「教師の技量」や「授業の腕を上げる法則」など、読むべき内容が沢山あります。小学校の先生向けですが、中・高の先生方にも参考になります。