【組織・マネジメント】リーダー論、組織論を学ぶ
リーダー論・組織論を学ぶ機会がない
管理職だけでなく、全ての教師もリーダー論や組織論を学ぶことが必要だと思っています。残念ながら、今の学校現場では、そのような機会のないまま、経験的に身につていくことになります。信じられないことに、管理職も同様なのです。
すべての教師にとって大切
教師は、児童・生徒のリーダーを育て、学級や部活動などの組織を育てていくという面があります。同時に、経験を積む中で、学年主任や分掌主任として、やがて管理職等として組織を育てていく力も求められていきます。すべての教師にとって、リーダー論や組織論を学ぶことは、とても大切なことなのです。
世に出ているリーダー論や組織論(の本)は、学校を対象に書かれているわけではありませんが、教育の場においても大変参考になります。学校経営や運営の面だけでなく、学級経営などにも大変参考になるものが多いです。
リーダーがやるべきこと
ある本にこうありました。「リーダーとは、人の上に立つ者ではなく、人の役に立てる者である。」児童生徒の育成にも大切な視点であると思います。
「学校は組織体である」と言われます。同様に学級・部活・学年も、単なる人の集合体ではなく、「組織」です。そこで、リーダーがやるべきことは、「人と組織」を育てること。
・人が育つことで、組織が育つ。
・組織が育つことで、人が育つ。
・人と組織は、両輪のようなもの
これから組織を高める人材に求められるのは、
①晴らしい考え(アイデア)をもつこと。
②自分の考えを相手に伝える力(説得する力)。
③具体的に行動する力や考えを仲間とともに具現化する力。
*①や②があっても、③がなければ、口だけといわれる。
*③の力を育てることこそ社会を担っていく人材を育てる上で大変重要となる。
学校が担う最大の役割は、自立した将来の社会の担い手を育てることです。自分で考え行動できる児童生徒。仲間と協力することができる児童生徒。周囲(世の中)や人のために貢献できる児童生徒。そのような児童生徒を育てていきたいものです。
山本五十六の言葉
やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
まずは、率先垂範から始めてみましょう。