次代を担うみなさんへ  

若手・中堅・管理職、これからの教育・学校を支えるみなさんに伝えたいこと。

【学力向上】よりよい授業づくりへの挑戦②

言語活動というボールの支配率

 授業の中で、教師が話をしてる時間と児童生徒が話をしている時間の比率はどうでしょうか?「言語活動の充実」が叫ばれて久しくなります。話をすること(言語活動)をサッカーのボールの支配率で例えるならば、かつての教師による講義式の授業は、言語活動というボールを支配していたのは、100%近く教師だったのではないでしょうか。

ラーニングピラミッド

 下の図をご覧ください。下の図は、「ラーニングピラミッド」と言われるものです。アメリカ国立訓練研究所が発表している学習定着率を表している図です。講義を受けることが学習の定着上効率的でないことが分かります。

児童生徒の学力を向上させるためには、まずは、授業の中での言語活動というボールの支配率について児童生徒の比率を高める工夫が必要なのです。

ペアトークや少人数による話し合い活動が多くの学校で実践されるようになってきました。体験活動を重視した取り組みを増えています。

教え合う学び合うことの大切さ

 最近、授業の中で教え合う場面を導入する取り組みが増えています。教えられた児童生徒だけでなく、教えた側にも学力向上の効果があると言われています。

インプットした知識、分かっているつもりになっていた知識を説明するために再構成してアウトプットすることで、より深い理解や、確かな定着が得られるからだとみられています。

授業の中で、お互いに教え合ったり学び合ったりする取り組みや、リトルティーチャー(スモールティーチャー)の取り組みにも挑戦してみてください。

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