次代を担うみなさんへ  

若手・中堅・管理職、これからの教育・学校を支えるみなさんに伝えたいこと。

【学力向上】よりよい授業づくりへの挑戦③

教科書見開き1時間?

多くの場合、教科書の見開きを1時間で進めるように教科書はつくられています。その通りに進めていくと、終わらなくなる可能性があります。特に調べ学習や話し合い活動を取り入れていくと、その傾向が強くなります。結局、説明を中心とした授業に終始することが多くなってしまうのです。

単元から授業をつくる

しっかり説明するところ、児童生徒の活動を重視するところ、どのように単元を構成するのか、広い視野から授業づくりをしていく視点が求められます。授業は、教科書を教えることが目的ではなく、教科書を利用して学力を身につけさせていくことが目的です。学習指導要領(解説)にどような学力を身につけさせていくかが示されています。学習指導要領(解説)の内容を踏まえて、単元で授業を構成し、その中から、その1時間の授業を設計していくという流れが、授業づくりの正しい流れなのです。

単元構成力を高める

ところが、毎時間の授業づくりでこのような取り組みを進めていくことは、実質大変難しい面があります。自分が研究授業を行う時や他校の取り組みを参観しに行ったときなどに、情報を収集しながら、単元構成力を高めていくことが大切なのです。「主体的・対話的で深い学び」の充実のための授業改善も、毎日毎時間というわけには、なかなかいかない面があります。年間の計画、単元の構成の中で進めていくことが必要です。

教材研究(沢山調べて思い切ってスリム化する)

教材研究をするときは、広く深く様々な角度から教材について調べたり、分析したりするわけですが、教科書以上の内容をさらに増やしていけば、なおさら進度は遅くなっていきます。教材研究を広く深く行い、授業をするときは、授業の三要素を踏まえることが必要です。児童生徒の実態からどのような授業の進め方が効果的なのか、学習内容だけでなく、学習方法についての研究が不可欠です。

アクティブ・ラーニングのポイント

アクティブ・ラーニング(「主体的・対話的で深い学び」)のポイントは、児童生徒がアクティブに活動する授業ととらえるよりは、児童生徒の頭の中(思考)がアクティブに活性化する授業ととらえることが大切です。次のホームページに参考になる資料が掲載されています。

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