次代を担うみなさんへ  

若手・中堅・管理職、これからの教育・学校を支えるみなさんに伝えたいこと。

【学力向上】ノートにこだわっていますか?

 毎年、新年度が始まると児童生徒にノートを準備するように指示していると思います。その時、先生方は、どれ程のこだわりや考えをもって指示をしているでしょうか?

 だいたいノートは何のために必要なのでしょうか? 板書を写すためのためだけでよいのでしょうか?書店に行くと、ノート術と銘打った本も沢山見かけます。

『勉強が楽しくなるノート術』
『東大合格ノート術』
『勉強力がぐんとアップする合格ノート術』
『わが子を勉強づくにさせるノート術』…

 かつて社会科の研究チームの4人先生方が2年間、ノートについて研究していたことがあります。素晴らしい研究でした。それだけ、奥が深いということです。(残念ながら、手元に資料がありません)

 これまでも、板書を写すことが目的化している児童生徒が沢山いることが気になっていました。きれいに書くことに集中し過ぎて、頭を働かせていない(=思考していない)ことが問題です。ノートのきれいさが、学力に反映されていないタイプの児童生徒です。

 どうすれば、活用できるノートになるのか、いろいろと試してみました。
・板書以外のメモを書かせる。教師の説明や自分で調べたことなど。
・単語を書き間違えたら、消しゴムで消して書き直すのではなく、赤ペンで直させる
 ミスしやすい字を意識させる。×遺隋使 → ○隋使
・方眼のノートを使わせる。             
マインドマップを使って、単元のまとめをさせる。
・ノート持ち込みテストを実施。
・ノートにページを記入させ、統一したページで進める。
(詰めて記入することで、節約する児童生徒が存在する。後で見たときにどこに何を書いたかわからなくなることが多い。見開き1時間とすることで余白をつくり活用するよう指導)

※ノート指導を通した学力向上ということも目指したいと思います。答えは一つではないと思います。各先生も考えてみてください。

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村