次代を担うみなさんへ  

若手・中堅・管理職、これからの教育・学校を支えるみなさんに伝えたいこと。

【組織・マネジメント】認め合い高めあえる職場づくりを共に

ストレスの少ない学校

 「ストレスチェック研修会」において、ストレスの少ない職場に共通しているは、「参加型の職場環境改善の取り組みが進んでいる点である」と講師の方が言っていました。参加型の職場環境とは、
①職場のコミュニケーションが活性化している。
②チームワークが良い。
③仕事への取り組み意欲が高く、生産性が向上している。
という共通点があるそうです。

 アドラーの説によれば、人の悩みの全て、問題の全てが対人関係に起因する。ということになるそうです。教育という価値ある大変で大切な仕事を共に進めていく上で、相互に尊重しあい、信頼しあうことのできる職場づくりが不可欠です

 児童生徒を育てるコツ及び相互に尊重し合う職場づくりのコツは、「理」と「情」を理解することです。教師はともすると「理屈」(理論)で人と接する面が強いと言われます。保護者とのトラブルの多くも、教師の言葉(指導)が「情」(感情)として納得できない児童生徒・保護者と、「理屈」で正当性を伝えようとする教員の間で炎上していくケースがほとんどのようです。

 人は「理屈」だけで生きているものではありません。「情」(人情)を大切にしない相手には、どれだけ理屈が正しくても心を許せないものです。信頼できない相手の下で、児童生徒は向上するでしょうか?

 素晴らしい教育を実践している学校では、先生方の協力性の高さや笑い声のある職員室が実現しています。 

 挑戦することを大切する職場を目指して ~トライ&エラーを認め合える学校~

 児童生徒の向上こそ、学校の向上の原動力であり、そのためには、教職員集団の向上が欠かせません。目指すは、未来につながる仕事(長く安定して向上する仕組みづくり、誰でも安心して働ける学校)です。

 いじめや不登校等に対する対応もこれまで以上に新たな取り組みに挑戦し踏み込んでいかなければなりません。当然、待ったなしの授業改善にも力を入れていかなければなりません。

 現状維持的な発想から、新しい時代を切り開いていく学校になるためには、先生方一人一人が挑戦すること、それを暖かく見守り協力できる職場となることが求められます。トライアル&エラーを認め合える学校づくりを大切にしていきましょう。

 

 

 

 

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村