次代を担うみなさんへ  

若手・中堅・管理職、これからの教育・学校を支えるみなさんに伝えたいこと。

校長の自戒(3)

校長の自戒(3)
⑤「和して同ぜず」(「和」は大切にするが仲良しこよしにはならない・異なる意見も大切にする)
 教職員の中には、常に反対する人やうるさく意見を言う人がいるもの。自分の思い通りの学校経営を目指すために、自分の意見に逆らわず賛同する人ばかりで身の回りを固めてしまうことは学校全体にとって危険な行為となります。校長個人には快適な学校経営推進ができると感じるかもしれませんが、組織の弱体化を招くとても危険な面があります。異質の考え方や意見を持つ人はどこの社会にも存在するものです。そのような存在の中に、組織を強化し向上させていくポイントやヒントがある場合が多いものです。
 多様な考え方や意見も包容しながら、全員が協調して頑張ることのできる組織こそ本当の強さとしなやかさをもった組織なのではないでしょうか。
 特に、校長を補佐する教頭や学年主任などには、校長の言うことをただ聞くだけでなく、校長に対して自分の考えを進言することも大切にしてほしいと思います。(校長以上にそれぞれのポジションで現場を理解している立場なのだから)
 校長には、こうした気風を大切にしながら、組織と人材を育てていくことも重要な仕事です。反対意見を力でねじ伏せるような言動は人材と組織の向上の機会を奪いかねません。
 

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